かおちゃんのお陰で1年に1回以上引っ越ししたわ!Part4をご紹介♪
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前回までのあらすじ

初めてのハウスシェアで、かおちゃん達との共同生活がついにはじまった。
楽しい毎日が待っていると思いきや、シェアしてはじめてわかったかおちゃんの性格。
癇癪持ちのかおちゃんにビビりながらも、なんとか新しい生活に慣れてきたその時、かおちゃんから引っ越しを告げられてしまったー。
新生活に慣れたらまた新生活!?
「あ、うららかは、引っ越すことになったから!」
引っ越すって誰が?私が?
指さされた先にいるのは勿論わたし!
あ、私?私が引っ越すのね、はいはい。
わかりま・・・・
・・・
・・
・
せん!!!!
わかるわけがない。
衝撃過ぎて、これは夢かと本気で思った。
引っ越しする理由
かおちゃんちょっと頭くるってるで!!!
1年くらい経ってかおちゃんのおおよその性格はわかっていたつもりだったが、どうやら私の思い上がりだったようだ。
なぜ私が引っ越しをしないといけないのか!
理由をきいたら、かおちゃんの友だちが「ハウスシェアをしたい」と言ってきたからだそうだ。
だがしかし、ハウスシェアにも定員がある。正直これ以上人を増やすことができない。
つまり、かおちゃんの友だちが住みたいとなると、誰かが出ていかないといけない。
じゃあ誰が出ていくか…それが私だったらしい。
「なるほどネ☆」
とはならんけど!!!
ならんけど!!!!
私の人権とは一体…?
恐らくかおちゃんハウスだけ、治外法権なんだろう。
ちなみに他にも住んでいる子がいる中で、なぜ私が選ばれたかというと、(後ほどすぐ話すが)引っ越し先や職場等を考慮して私が一番適役だったらしい。
「そっか一番私が適役ならしょーがないか☆」
とはならんけど!!!
ならんけど!!!!
そもそもそういうことはシェアメイト全員で話し合うべき事柄じゃないの!?
お家交換
悲しいことだが、かおちゃんはコレと決めたら本当に意地でも意見を変えない。
例え途中で自分が間違っていることに気づいても変えられない性格なのだ。
(最悪だ…。)
言いたいことは山ほどあるが、この頃の私はとにかく揉めるのが面倒で、どこか悟りの境地を開いていた。
何がなんだかわからないけど、私は引っ越しするんだ…。
そう思っていた時に、引っ越しの詳細をもっときいていくと、また新しく事実が発覚した。
「うららかは、○○ちゃん(新しくハウスシェアする子)の家に住むことになるから。」
Wow、ちょっと何言ってるかわかんないです。
どうやら、ハウスシェアに住みたいと言っている子がハウスシェアに引っ越すと、そこ子の元々の家が空くので、そこに私が住めばいいということだそうだ。
いやいやいやいや!!!
私はその子と何回か会ったり遊んだりしたことはあるものの、特別仲がいいとかではなかった。
むしろ新しくシェアハウスする君はそれでいいんか!
家族でも親友でもない私がいきなり、あなたの家に住み始めるのよ!
諭すように伝えてみたが、これまた衝撃な回答が返ってきた。
「大丈夫、私は全然気にしないから~♪」
気にせんかい!!!!!!
かおちゃんの友だちはクレイジー個性豊かな子だった…。
2週間後に新生活
この辺までくると、私もやや頭がおかしくなって、(まぁ家具はそのまま使えるみたいやし、人生で人の家に住むなんて経験中々ないから面白いかもしれない)と思うようになってきた。
そして、この話をきいた2週間後にはもう引っ越すという怒涛のタイトスケジュールだった。
そんな新しい家は、ハウスシェアの家から電車で数駅くらいの場所にあり、新築に近い物件で、職場にも近く、生活等には何不自由なかった。
少々家が駅から遠いことと、マンションの4階なのにエレベーターがなかったことは不便だったが、それ以外は本当になんの文句もなく快適だった。
ハウスシェア辞めて、人恋しくなるかと思ったが意外といける♪
失礼だが、私がどんなライフスタイルを送っていようと、咎める人はおらず、とにかく自由だった。
急な引っ越しも悪くないかも♪
そう思いはじめていた。
そんなライフスタイルが3ヶ月程度経ったまたある日、かおちゃんから連絡がきた。
「うららか、(ハウスシェアの)家に戻ってきて!」
おいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!
私はまた引っ越すことになった。
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