永野芽郁さん主演の映画で話題にもなった「ひるなかの流星」をピックアップ。数ある三角関係ラブストーリーの中でも、”濃い三角関係”が魅力で最後の最後まで恋愛を楽しめて面白いです。
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設定・シチュエーション別記事
「ひるなかの流星」あらすじ&登場人物相関図
主な登場人物(キャラクター)
- すずめ:主人公。田舎から東京に上京してきた高校1年生。芋臭さが抜けておらず、三つ編みがトレードマーク。思ったことはきちんと言葉にするタイプ。獅子尾のことが気になっている。
- 獅子尾:すずめのクラスの担任。イケメンで明るく生徒からの人気も高い。オフのときは眼鏡をかけている。すずめのことを気にかけている様子もあるが、距離を取る一面も。
- 馬村:すずめのクラスメイトであり、友達第一号。女性に対して冷たく接するが、実は女性に免疫がなく、触れられると赤面してしまう。父子家庭。
- ゆゆか:すずめのクラスメイト。最初はすずめに冷たく接するが、打ち解けた後は、すずめのよき理解者となる。馬村に片想いしている。
全12巻ですが、全体通して登場人物はある程度絞られています。なので、それぞれのキャラクターの魅力がしっかり描かれているのが嬉しい◎
「ひるなかの流星」の見どころ3選!
1)三角関係の恋の行方

見どころはなんといっても三角関係!!
主人公すずめは、先生である獅子尾に想いを寄せますが、近づいたと思ったら距離をとられたりと、獅子尾の言動に一喜一憂します。そしてそれを後ろから支えるクラスメイト・馬村。すずめは一貫して獅子尾に想いをよせますが、辛いとき、悲しいときに支えてくれるのは…いつも馬村。果たしてどちらと結ばれるのか、終始ドキドキします。
2)獅子尾と馬村のイケメンっぷり

この作品における2大イケメン担当の獅子尾と馬村。心理描写に長けている作品ですが、しっかり胸キュンワードも各巻炸裂しているので、少女漫画の甘~いセリフも楽しめます!
3)サイドストーリーも見応え充分

メインのすずめ・獅子尾・馬村の3人で届ける恋愛模様はもちろんですが、他キャラのサイドストーリーもとっても見応えがあります。
特に私のおすすめは、獅子尾の元カノ・つぼみのワンシーン。上記は3巻の中で描かれた獅子尾と元カノの過去シーンの回想ですが、嬉しさを感じる角度が絶妙で、フィクションながらノンフィクションのようなリアルさがありました。ライバルキャラの魅力もしっかり伝えていく描き方をしてくれるやまもり先生の良さが存分につまったシーンですね。
1~3巻のザックリあらすじ
各巻のザックリとしたあらすじをご紹介
※作品の面白さを伝えたい思いで記載していますが、微ネタバレになりますので嫌な方は閉じてください。
1巻:すずめ、東京での新生活がはじまる

- すずめ東京に上京
- クラスメイトには馴染めないすずめをなにかと気にかけてくれる獅子尾
- 馬村と強制的に仲良くなる
- 意地悪なクラスメイトゆゆか登場
- 少しずつ獅子尾を意識しはじめるすずめ
1巻の見どころ👉新しい環境に馴染めないながらも奮闘するすずめ。そしてフラットに優しく接する獅子尾との関係性に注目!
2巻:馬村動き出す…!?

- 学校のイベントで自然の家へいく
- すずめと馬村が転倒してクラスメイトとはぐれる
- 馬村がすずめに想いを伝える
- 獅子尾のの元カノ・つぼみ登場
2巻の見どころ👉馬村の想いがすずめに表面化するところ♡
3巻:すずめはじめての告白

- すずめのニア告白をしっかり聞いていた獅子尾
- つぼみと話すすずめ
- すずめの告白
- 悲しむすずめをギュッと抱きしめる馬村
- クラスメイトと夏祭りに行く…
3巻の見どころ👉すずめ、人生初めての告白…!
4~6巻のザックリあらすじ
4巻:2人との距離感が近くなる…?

- すずめ、馬村の家にいく
- すずめと獅子尾、水族館にいく
- 新学期になり新キャラ皆川が出てくる
- 文化祭の出し物がメイド・執事喫茶になる
4巻の見どころ👉すずめと獅子尾、すずめと馬村。それぞれとも距離が近づく…♡
5巻:すずめと獅子尾の距離が縮まる

- 文化祭スタート!
- ゆゆか馬村に告白
- ゆゆか、皆川といい感じ?
- すずめと獅子尾の距離がより深まる
5巻の見どころ👉前巻以上にすずめと獅子尾の距離が深まる…!これは…!?
6巻:馬村VS獅子尾!?

- 馬村がすずめと獅子尾の距離が近づいたことに感づく
- 先生からクリスマス誘われる
- クラスメイトとクリスマスパーティー
- 馬村と獅子尾、それぞれからクラスメイトプレゼントをもらう
- 馬村VS獅子尾!?
- すずめ、獅子尾の家にいく
6巻の見どころ👉すずめが辛いときにさっと現れる男、馬村。馬村の不器用な優しさがたくさん出てるなあ…♡
7~9巻のザックリあらすじ
7巻:恋愛が大きく動く

- 正月みんなで神社へ
- すずめ、馬村の変化を察する
- ゆゆかのこれまで
- すずめと獅子尾、でかけ先で帰れなくなり一緒に民泊へ
- 獅子尾がすずめに対して距離を置くようなことを伝える
7巻の見どころ👉これまでで一番切なくグッと感情が揺さぶられる巻。
8巻:傷心すずめ、寄り添う馬村

- すずめ地元に帰る
- 馬村含むクラスメイトすずめの地元へ
- 見た目も中身もイケメンっぷりを発揮する馬村
- すずめ人生はじめての合コン
- 馬村誕生日にすずめとお出かけ
- ヘッドホン馬村どちゃくそカッコいい
8巻の見どころ👉傷心のすずめにとにかく寄り添う馬村がとことんカッコいい巻。
9巻:新しい恋愛のはじまり…?

- すずめ一同2年生になる
- すずめと馬村が偽カップルになる
- 馬村を意識するすずめ
- 獅子尾と行った水族館に馬村とも行くことになるすずめ
- 馬村から想いを伝えられるすずめ
- なっちゃんと阿久津の恋愛
9巻の見どころ👉時が経ち、新しい恋愛が動き出す予感…?を感じさせる巻。
10~完結12巻のザックリあらすじ
10巻:すずめ、第2の恋の幕開け

- すずめの想いを馬村にぶつける
- リアルに付き合い出す2人
- すずめの家にいく馬村
- 久しぶりに先生と2人きりになる
10巻の見どころ👉動き続ける新しい恋…の一方ついに獅子尾が自分の気持ちと向き合う!?
11巻:ついに動き出す、獅子尾。

- 体育祭はじまる
- ゆゆかの恋成就
- 獅子尾がずっと秘めていた想いをすずめに伝える
- それを目撃する馬村
11巻の見どころ👉最終回間近…!ついに恋に決着がつこうとする…!!
12巻:最終巻
最終巻は何を書いても大きすぎるネタバレになりそうなので、多くは語りませんが、すずめがしっかりと自分の気持に向き合い、自らの意思で選択した結末が最高でした。1巻から通して読んでみれば、この結末はすごく自然なんじゃないのかなと思います。
少女漫画の醍醐味は心理描写の移り変わりだと思いますが、それがあまりに一生懸命で丁寧でピュアで…私は泣きました。本当に出会えてよかった作品です。
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13巻番外編&小説情報
番外編を収録した13巻
すずめと馬村のカフェデート。周りがカップルだらけになってしまった、猿丸。すずめの選択から6年後の獅子尾や、男女逆転展開などひるなかのキャラ達が輝き続ける1冊。
椿町ロンリープラネット7,8巻にその後のスピンオフが!
「椿町ロンリープラネット」7巻では、獅子尾のその後の話が、8巻では馬村のその後の話がスピンオフで掲載されています!こちらもかーなーりーおすすめ!
馬村の恋心をえがいた特別編
やまもり先生の執筆作品
椿町ロンリープラネット
